副業を始めて最初につまずくのが、オンライン打ち合わせをどこでやるかです。本業の会議室もPCも回線も使えない。自宅は家族がいる。かといってカフェで取引先の名前や金額を口に出すのは気が引ける——。このページでは、本業の設備が使えない理由から整理したうえで、打ち合わせ場所の選択肢を自宅・カフェ・カラオケ・コワーキング・個室ブースの5つに分けて比較しました。
このページは防音個室ワークスペース SoloWork / SpemaBox の運営者が制作しています。副業が就業規則で認められていることを前提に書いています。副業の可否や本業の設備の取り扱いは会社ごとに異なりますので、必ずお勤めの会社の就業規則・社内規程をご確認ください。
副業が認められていることと、会社の設備を使ってよいことは別の話です。
副業が解禁されている会社は増えました。ただ、「副業をしてよい」と「会社のものを副業に使ってよい」は、まったく別に扱われるのが一般的です。
貸与されているPCには資産管理ソフトが入っていることが多く、インストールしたアプリケーションや接続先の記録が残ります。社内Wi-Fiも同様です。会議室を副業の打ち合わせに使えば、会社の設備を私的に利用したことになります。副業先の情報が本業の環境を経由することは、本業側から見れば情報漏洩の経路でもあります。
実際にどこまで禁じられているかは会社ごとに違うので、ここで断定はできません。ただ現実として、副業を始めると打ち合わせの場所を自分で用意する必要が出てくる——このページはそこから先の話です。
1. 内容が周囲に漏れないこと
副業の打ち合わせには、取引先名・金額・案件の中身が出ます。本業の同僚に聞かれたくないだけでなく、取引先に対する守秘義務の問題でもあります。
2. 相手の時間に合わせられること
相手がいる打ち合わせは、時間を動かせません。本業の昼休みや終業後など、時間帯が限られることも多くなります。
3. 相手に見せて差し支えない背景であること
相手が法人の場合、生活感や娯楽感のある背景は、そのまま印象になります。
○=問題になりにくい/△=条件次第/×=副業の打ち合わせには不利。運営者の主観を含む評価です。
| 比較する軸 | 個室ブース | 自宅 | カフェ | カラオケ | コワーキング |
|---|---|---|---|---|---|
| 背景の映り | ○ | △ | × | × | △ |
| 守秘性(内容が漏れないか) | ○ | ○ | × | △ | △ |
| 予約できるか | ○ | — | × | △ | △ |
| 使える時間帯の幅 | ○ | ○ | △ | ○ | △ |
| 会社に知られにくいか | ○ | ○ | × | △ | △ |
| 費用 | △ | ○ | ○ | △ | △ |
※横にスクロールできます
※「使える時間帯の幅」は、平日の早朝・夜間に使えるかどうかを見ています。
※コワーキングを一律△としているのは、1人用個室ブースのある施設からオープン席のみの施設まで幅が大きく、施設ごとに評価が変わるためです。
副業の打ち合わせは、雑談ではありません。取引先名、報酬額、納期、まだ公表されていない企画。これらを声に出す場所として適切かどうかが判断基準になります。背景や通信は工夫でどうにかなりますが、周囲に人がいるという事実だけは工夫では消せません。そしてこれは、自分の都合というより取引先への責任の問題です。
費用がかからず、通信環境も事前に確認できます。使えるなら自宅がいちばんです。問題は同居家族です。生活音が入る、背景に生活感が映るという話に加えて、副業の場合は家族にまだ話していないケースもあります。夜の打ち合わせが増えると、その時間に部屋を占有すること自体が説明を要する状況になりがちです。
いちばん手軽ですが、副業の打ち合わせでは守秘性が致命的に足りません。取引先名や金額が周囲に聞こえますし、画面を後ろから見られる可能性もあります。本業の同僚と鉢合わせるリスクもゼロではありません。相手が個人で、内容も差し支えない範囲であれば選択肢に入りますが、法人相手の商談には向きません。
個室で安く、営業時間も長い。テレワーク専用階のある店舗ならしっかり区分けされていることも多く、実用的な選択肢です。ただし、ドリンクサービスのある店舗では店員が入室してくること、テレワーク階が満室だと通常フロアに回されること、内装がそのまま背景に映ることは押さえておく必要があります。この3点はWeb面接のページで詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。条件は副業の打ち合わせでもほぼ同じです。
ここはひとくくりにできないほど幅があります。オープンなフリーアドレス席しかない施設もあれば、1人用の個室ブースを備えていて、ドロップインで時間貸ししている施設も少なくありません。後者であれば、背景も音も個室ブース専業のサービスとほとんど変わりません。まず「その施設に1人用の個室があるか、時間単位で使えるか」を確認するのが先になります。
そのうえで、副業の打ち合わせという条件で差が出るとすれば、次の3点です。1つめは受付です。有人受付の施設が多く、入館時に名乗ったり記帳したりする場面があります。2つめは営業時間です。スタッフの勤務時間に縛られるため、早朝や夜遅くまで開いている施設は限られます。3つめは個室の数です。1人用ブースを置いていても数が少なく、当日埋まっていることがあります。事前に予約できるかどうかも施設によります。
逆に言えば、1人用個室があって、時間単位で使えて、営業時間が合う施設なら、有力な選択肢です。副業が育って作業場所も含めて定常的に必要になった段階なら、月額会員という選び方も出てきます。
1名用の完全個室を1時間単位で予約する形なので、単発の打ち合わせと設計が合っています。背景は無地の壁で、予約できて、営業時間の長い拠点なら本業の前後にも使えます。弱点は費用と広さです。時間単価はカラオケのテレワークプランに負けることがありますし、広さは約1.2㎡なので、資料を広げるような使い方には向きません。
就業規則を破るという話ではなく、「まだ言っていない」段階の話です。
副業が認められている会社でも、まだ社内に話していない、軌道に乗ってから伝えたい、という段階はあります。周囲に知られずに打ち合わせをしたいという需要は、就業規則を破ることとは別の話です。このセクションは、そうした段階にある方に向けて書いています。会社が副業を認めていない場合は、まず就業規則をご確認ください。
有人の受付がある施設では、入館時に名乗ったり記帳したりする場面があります。SoloWork・SpemaBoxは無人運営で、予約から解錠までスマートフォンで完結します。施設側の誰とも顔を合わせず、用件を伝える必要もありません。
ただし建物への出入りそのものを消せるわけではありません。気になる場合は、勤務先や自宅から離れた拠点を選ぶのが確実です。
副業の打ち合わせは、本業の昼休みか終業後に入ることがほとんどです。相手が個人事業主や別の会社員だと、21時以降になることもあります。この点は、中目黒を除く5拠点であればおおむね対応できます。飯田橋は24時間営業、大森は24:00まで、中野北口は23:00まで、渋谷神南と新大阪は22:00までです。中目黒だけは19:45で終了するため、夜の打ち合わせには使えません。
入退室は時間厳守です。本業の会議が押して入室が遅れても、予約時間は動きません。本業の予定の直後に打ち合わせを入れる場合は、間に30分は空けておくほうが安全です。
運営者として、この用途で実際に効いていると考えている点です。
各ブースにWi-Fiをご用意しています。不特定多数が出入りするカフェや店舗の共有回線と違い、使うのは同じ施設のブース利用者だけで、人数も限られています。打ち合わせで効くのは瞬間的な最高速度よりも帯域の安定なので、同時に使う人が限られていること自体が利点になります。拠点ごとの実測値は各予約ページに掲載しています。
経費処理をする方向けに、書ける範囲でお伝えします。
インボイスに対応しています。領収書は、ご利用いただいた予約サイトのマイページなどから発行できます。発行方法は予約サイトによって異なりますので、詳しくは各サイトの案内をご確認ください。
1時間299円〜(拠点により異なります)。1時間単位でご予約いただけます。
下の各拠点の「upnowで予約する」ボタンから直接お進みいただけます。回線速度の実測値も各予約ページに掲載しています。
全拠点が1名用の完全個室で、ブース内側から施錠できます(サムターン錠)。1名用のため、対面での打ち合わせにはご利用いただけません。営業時間の遅い順に並べています。
・Web面接・オンライン面接に使える個室ブース(カフェ・カラオケの詳しい評価はこちら)
・人に聞かれたくない通話を個室ブースで
・ブースについて(設備・広さ・使い方)
・よくある質問
・エリア別ブース比較メモ
※本ページの比較は2026年8月時点の情報と運営者の判断に基づくものです。副業の可否・本業の設備の取り扱いは会社ごとに異なりますので、必ずお勤めの会社の就業規則をご確認ください。また、経費計上に関する判断は税理士または所轄の税務署にご確認ください。