このページは、個室ブースを設置したコワーキングスペース SoloWork / SpemaBox の運営者が制作しています。後半に当社拠点のご案内を含みます。制度に関する記載は2026年9月時点で公表されている情報に基づきます。
言葉の違いを覚えるより、確認すべき点を知るほうが早く済みます。
「コワーキングスペースとシェアオフィスはどう違うのか」という疑問には、はっきりした答えがありません。業界で統一された定義が存在しないからです。公的な文書で施設の呼び名が定義されているのは、テレワークの働き方を分類する文脈だけで、そこでもこの2つは区別されていません。
厚生労働省のテレワーク総合ポータルサイトは、働く場所によるテレワークの区分を「在宅勤務」「サテライトオフィス勤務」「モバイル勤務」の3つに分け、このうちサテライトオフィス勤務をさらに2つに分けています。
つまり国の区分でも、シェアオフィスとコワーキングスペースは同じ箱に入っています。実際、同じ施設が掲載媒体によってコワーキングスペースと書かれたり、シェアオフィスと書かれたり、ワークスペースと書かれたりします。呼び名が違っても中身が同じ、ということが普通に起きています。
ですので、言葉の定義を突き詰めるより、予約しようとしている施設について次の3つを確認するほうが確実です。用語の意味は、この3つを読み解くための道具として使えば足ります。
その都度の支払いで使えるのか、月額会員が前提か。入会金や登録手数料がかかるか。
共用のオープン席か、区切られた個室か。個室なら天井まで囲われているか、鍵はかかるか。
通話やWeb会議が許可されているか。どの席なら話してよいか。ルールは施設ごとに違います。
「よくある使われ方」であって、すべての施設が当てはまるわけではありません。
※ 横にスクロールできます
| 呼び名 | よくある使われ方 | 契約の形 | 空間 |
|---|---|---|---|
| コワーキングスペース | 複数の利用者が同じ場所を共有して働く施設。交流の要素を持つ施設から、黙々と作業するだけの施設まで幅がある | 都度払い・月額の両方が多い | オープン席が中心。個室ブースを設置した施設もある |
| シェアオフィス | 複数の企業・個人がひとつのオフィスを共有する施設。コワーキングスペースとほぼ同義で使われる | 月額が中心。都度払いに対応する施設もある | オープン席・固定席・個室と幅がある |
| レンタルオフィス | 区切られた専用の部屋・区画を借りる。机や回線が備わった状態で入居できる | 月額・年単位が中心 | 専用の個室・区画 |
| サービスオフィス | レンタルオフィスに受付・電話代行・郵便対応などが付いたもの | 月額が中心 | 専用の個室・区画 |
| ワークブース (個室ブース) |
1名用の箱型の個室。オフィス内、駅、商業施設、コワーキングスペースの中などに設置される | 時間単位の都度払いが中心 | 1名用の個室。天井まで囲う密閉型と、上部が開いたパーテーション型がある |
| 貸会議室 | 会議のための部屋を時間単位で貸す。複数名で集まる前提のことが多い | 時間単位の都度払い | 個室(人数に応じた広さ) |
| サテライトオフィス | 本拠地から離れた場所に設けた働く場所。企業側から見た呼び方 | 自社専用(専用型)/共用施設の法人契約(共用型) | 専用型・共用型で異なる |
| バーチャルオフィス | 住所や電話番号を借りるサービス | 月額が中心 | 働く場所は含まれない |
この表の一行目と二行目は、実務上ほとんど重なります。「コワーキングスペースかシェアオフィスか」で施設を選び分けようとすると、かえって迷うことになります。
それぞれの言葉が、実際にどう使われているか。
働くための場所の総称です。会社のオフィス、自宅の作業机、共用施設まで、すべて含みます。施設の種類を表す言葉ではありません。
施設名や紹介文に「ワークスペース」とだけ書かれている場合、そこから中身は分かりません。個室があるのか、時間単位で借りられるのかは、別に確認する必要があります。
複数の利用者が同じ場所を共有して働く施設です。「コワーキング」という言葉は1999年に使われはじめ、2005年にサンフランシスコで現在に近い意味で使われるようになったとされます。日本では2010年ごろから広まりました。
もともとは「場所を共有する」だけでなく「利用者どうしが交流する」という考え方を含んだ言葉でしたが、現在は交流の要素がない施設もコワーキングスペースと呼ばれています。
オープン席が中心の施設が多い一方、個室ブースを設置した施設もあり、施設ごとに中身は大きく異なります。当社のSoloWork / SpemaBoxも、個室ブースを設置したコワーキングスペース(ワークブース)にあたります。
複数の企業や個人がひとつのオフィスを共有して使う施設です。コワーキングスペースとほぼ同じ意味で使われます。
強いて言えば、コワーキングスペースが交流を含んだ考え方から広まった言葉であるのに対し、シェアオフィスは「場所を共有している」という事実に寄った言葉です。ただし、この違いで施設の中身は決まりません。厚生労働省の区分でも、両者は同じ「共用型のサテライトオフィス」として並べて説明されています。
区切られた専用の部屋や区画を借りる形式です。机・椅子・インターネット回線が備わった状態で入居でき、内装工事や什器の手配が要りません。
契約は月単位・年単位が中心で、時間単位の利用に対応していない施設が多くあります。「今日の2時間だけ使いたい」という目的とは、そもそも設計が違う形式です。
レンタルオフィスに、受付・電話代行・郵便物の受け取り・秘書業務などのサービスが付いたものです。日本ではレンタルオフィスとの線引きが施設ごとに違い、同じ内容のものが両方の名前で呼ばれています。
1名用(まれに2名用)の、箱型の個室です。オフィスの中、駅の構内、商業施設、コワーキングスペースの中などに設置されます。
呼び方は統一されていません。ワークブース、個室ブース、テレワークブース、集中ブース、スマートブースなど、各社がそれぞれの名称を使っています。名前の違いに意味を求めないほうがよく、確認すべきなのは次の3点です。
・天井まで囲われているか(上部が開いたパーテーション型もあります)
・鍵がかかるか(施錠できない製品もあります)
・時間単位で借りられるか(オフィス内設置のものは、その会社の社員しか使えません)
なお、ブース型のワークスペースは消防法上の設備基準にかかるため、多くの製品が意図的にわずかな音の出入りを残す設計になっています。「防音個室」とはいえ完全な無音室ではない点は、どの施設も共通の前提です。
本拠地のオフィスから離れた場所に設けた、働くための場所です。企業側から見た呼び方で、施設の形を指す言葉ではありません。
厚生労働省の区分では、自社専用の「専用型」と、複数の企業・個人が共用する「共用型」に分かれます。共用型がシェアオフィスやコワーキングスペースにあたります。
会議のための部屋を時間単位で貸す施設です。複数名で集まる前提のことが多く、人数に応じた広さと料金になっています。1名でも借りられる施設はありますが、同じ時間で比べると1名用の個室より高くなるのが一般的です。
逆に、対面で複数名が同席する打ち合わせであれば、1名用のブースを複数利用するより貸会議室のほうが素直です。
住所や電話番号を借りるサービスです。働く場所は原則として含まれません。郵便物の転送や電話の取り次ぎが付くことが多く、名刺やウェブサイトに載せる住所を用意する目的で使われます。
運営会社によっては、別料金で会議室やコワーキングスペースを併設していることがあります。会社の住所として登記できるかどうかは、施設と契約プランごとに条件が異なります。
料金表を読むときに、意味を取り違えやすい言葉。
月額会員などの契約を結ばずに、その都度の利用料を払って使うことです。もっとも誤解されやすい言葉で、「予約なしで入れる」という意味ではありません。
実際には、事前予約が必要な施設、当日の飛び込みを受け付けている施設、その両方に対応している施設があります。「ドロップイン可」と書かれていても、予約方法は別に確認してください。
使った時間の分だけ料金を払う形式です。ドロップインとほぼ同じ場面で使われますが、こちらは料金の計算方法を指す言葉です。
時間ではなく1日単位で料金が決まる形式です。「1日1,300円」のような料金は、2時間だけ使いたい場合には割高になります。時間貸しに見えて実は1日単位、という料金設定は珍しくありません。
ホテルの客室を日中だけ使う「デイユース」も同じ言葉です。こちらについては ホテルのデイユースでWeb会議 にまとめています。
この2つは別の話です。最低利用時間は「1回の予約で必ず払う最短の時間」、延長単位は「そのあと足せる刻み」を指します。
「1時間から利用可」と書かれていても、そのあとの延長が1時間ごとなのか、15分ごとや30分ごとなのかは施設によって違います。会議が15分伸びたときに、いくら足せば済むのかが変わってきます。
SoloWorkは全拠点で、最低1時間より15分単位でご利用いただけます。
毎月の定額を払って使う形式です。使い放題のプラン、月あたりの利用時間に上限があるプラン、平日日中のみのプランなど、内容は施設ごとに大きく違います。
初回に払う費用です。時間あたりの料金が安く見えても、初回費用を合わせると割高になることがあります。とくに、時間単位で使うために会員登録が必要な施設では、この項目を確認しないと実際に払う金額が分かりません。
オープン席は、席が決まっていない共用のスペースです。空いている席を自由に使います。通話やWeb会議を許可している施設が多く、短い電話や軽い打ち合わせであればオープン席でも済みます。ただしルールは施設ごとに異なるため、その施設の案内を確認してください。
固定席は、自分の席が決まっている契約です。月額が中心で、荷物を置いたままにできる施設もあります。
会社が契約し、従業員が使う形です。請求書払い、複数拠点のまとめ利用、利用実績の管理などに対応する施設があります。個人の都度払いとは申込先が別になっていることが多く、手続きに数営業日かかるのが一般的です。
スタッフが常駐せず、暗証番号やスマートロックで入退室する運営形式です。受付の手続きがないため、予約から利用開始までが早く済みます。一方で、その場で誰かに質問することはできないので、入室方法は事前に確認しておく必要があります。
SoloWorkは無人運営です。入室の手順は 利用方法のページ にまとめています。
予約を取り消したときに、いつから何割の料金がかかるかの決まりです。時間貸しの施設でも、直前のキャンセルは全額かかる設定が一般的です。予約サイトごとに条件が違うこともあるため、申し込む画面で確認してください。
用語のせいで生じる、実際の行き違い。
ここまでは一般的な言葉の説明でした。以下は当社施設の内容です。
SoloWork / SpemaBoxは、個室ブースを設置したコワーキングスペース(ワークブース)です。鍵のかかる1名用の完全個室なので、長時間のWeb会議や、内容を聞かれたくない面接・商談でも落ち着いて話せます。1時間より15分単位で利用でき、当日でも予約可能です。
用語集の言葉で言えば、次のような施設にあたります。
都度払いのみ。入会金・月額の費用はありません。予約サイトからそのまま申し込めます。
1名用の完全個室ブース。天井まで囲われ、内側はサムターン錠、離席時は外側のロックボタンで施錠できます。
Web会議・面接・通話のための個室です。ただし完全防音ではなく、無音になるわけではありません。
全拠点1時間より15分単位。空いていれば直前でも予約でき、申し込みと同時に確定します。
無人運営です。受付の待ち時間はありません。入室は暗証番号で行います。
東京5拠点・大阪1拠点。多くの拠点が駅から徒歩1〜5分の距離にあります。
全ブースが1名用の完全個室。全拠点1時間より15分単位でご利用いただけます。
用語の次に、具体的な場所選びを見るなら。
公的な区分に関する記載は、2026年9月時点で以下の公表情報を確認して作成しています。
・厚生労働省 テレワーク総合ポータルサイト「テレワークとは」(在宅勤務・サテライトオフィス勤務・モバイル勤務の区分、専用型/共用型の別)
・「コワーキング」という語の由来については、Wikipedia「コワーキング」の記述を参照しています。
施設の呼び名には業界共通の定義がなく、本ページの「よくある使われ方」は当社が施設運営と他社調査を通じて把握している範囲での整理です。個々の施設の条件は、必ずその施設の公式ページまたは予約ページでご確認ください。