このページは防音個室ワークスペース SoloWork の運営者が制作しています。カフェの利用を否定する目的のページではありません。店舗ルールに関する記載は2026年8月時点で確認した範囲のもので、店舗・時間帯によって大きく異なります。
「カフェはOKか」という問いに、全国共通の答えはありません。
大手のカフェチェーンでも、公式サイトに全店共通の利用ルールは示されていません。長時間の滞在やパソコンの使用について問い合わせても、「店舗によって異なります」と案内されるのが一般的です。
実際の店舗を見ると、対応は3つに分かれます。「通話・オンライン会議はご遠慮ください」と明記している店舗。一部の席やフロアだけ通話を制限している店舗。そして、何も書かれていない店舗です。
やっかいなのは3つ目です。書かれていないから許可されている、とは限りません。判断の基準がないまま、会議の内容とは別のところで「これは迷惑だろうか」と気にし続けることになります。そして店内の掲示は、実際に行ってみるまで分かりません。
全部が全部、個室が必要なわけではありません。
先にはっきりさせておきます。声を出さない作業で、なおかつ画面を他人に見られても問題のない内容であれば、カフェで何の問題もありません。
ただし、2つ目の条件は多くの方が思っているより厳しいものです。「機密情報は扱っていないから大丈夫」と考えてしまいがちですが、判断の基準はそこではありません。取引先とのメールに書かれた社名と担当者名、見積書の金額、社内チャットに出てくる人事や体調の話。いずれも「機密情報」とは呼ばれませんが、隣の席の人に読まれて平気なものではありません。電車の中でメールを開く、というごく普通の行動も、本来は同じ問題を含んでいます。
覗き見(ショルダーハッキング)が厄介なのは、見られたことに気づけない点です。声の大きさは自分で調整できますし、周囲の視線で気づくこともあります。しかし背後から画面を読まれても、何の手応えもありません。問題が表面化するとしたら、ずっと後になってからです。
そのうえで、カフェで十分な作業を挙げます。
Webで誰でも見られる資料の下調べなど。むしろ適度な雑音があるほうが集中できる人もいます。
読まれて困る固有名詞が画面に出ない作業。手を動かして考えるだけの時間に。
発言を求められない全社会議やウェビナー。音の問題は起きません(共有画面の中身にはご注意を)。
この範囲であれば、わざわざ個室を予約する必要はありません。コーヒー1杯で済みますし、店舗数も比較になりません。逆に、メールの返信ひとつでも画面の中身によっては席を選ぶ必要がある——というのが、実際のところだと思います。
問題は「Web会議」ではなく「発言するかどうか」で切り替わります。
勤務先の規程が、カフェでの会議を禁じている場合があります。
総務省の「テレワークセキュリティガイドライン(第5版)」は、テレワーク勤務者が実施すべき事項として次のように記載しています。
同じガイドラインは、オンライン会議サービスについても注意を促しています。
これはマナーの話ではなく、情報漏えいの話です。多くの企業の情報セキュリティ規程は、このガイドラインを踏まえて作られています。公衆Wi-Fiの利用や、公共の場所での会議参加を明確に禁じている会社も珍しくありません。カフェで会議をしていいかどうかは、店のルールだけでなく、自社の規程でも決まります。
できることはあります。ただし、防げないものもあります。
どうしてもカフェで対応しなければならない場面はあります。そのときに効く順に挙げます。
それでも残るものを正直に書きます。席は選べないことがあります。隣に誰が座るかは選べません。会議が延びるかどうかも選べません。そして店のルールは、行ってみるまで分かりません。対策の多くは「運が良ければ効く」性質のもので、事前に確定できるものではないのが実際のところです。
迷ったときは、この3つで切り分けてください。
通話のない作業、資料読み、メール、ミュートで聞くだけの会議。個室を取る必要はありません。
発言が数回程度の短い社内会議。空いている時間帯に、壁を背にした席が取れるなら。
自分が話す会議、商談、面接、顧客情報や未公開の数字を扱う打ち合わせ、録画・録音される場。
この線引きの実際的な理由は、会議が始まってからでは場所を変えられないことにあります。カフェで様子を見て、まずいと気づいたときには、すでに会議の途中です。事前に決められる要素は、事前に決めておいたほうが単純に楽です。
予約した時点で、環境が確定しています。
SoloWork・SpemaBox は、駅近の1名用の完全個室・防音ワークブースです。オープン席のコワーキングスペースと違い、天井まで囲われた鍵のかかる個室なので、声を出す会議でも周囲を気にする必要がありません。入会金・月額会員は不要で、1時間単位の時間貸しです。
カフェとの一番の違いは料金でも防音性能でもなく、行く前に決まっているかどうかだと考えています。席が空いているか、隣に人がいるか、通話していいのか——カフェでは行ってみないと分からないことが、予約の時点で確定しています。
もっとも、長時間の滞在ではカフェのほうが安く済みますし、飲食もできます。1〜2時間の会議で、声を出す必要があるとき。その条件に当てはまる場合の選択肢としてお考えください。
全ブースが1名用の完全個室。内側から施錠できます。
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ガイドラインからの引用は、2026年8月時点で公表されている以下の資料に基づいています。
・総務省「テレワークセキュリティガイドライン 第5版(令和3年5月)」(PDF)
カフェチェーンの利用ルールについては、各社が全店共通のルールを公表していないため、特定の店舗・チェーンの可否を断定するものではありません。店舗・時間帯・混雑状況によって対応は異なります。ご利用の際は店内の掲示を確認し、記載がない場合は店舗スタッフにご確認ください。また、勤務先の情報セキュリティ規程がある場合は、そちらの定めが優先されます。