オンライン面接の「場所」の話は、ほとんどが受ける側に向けて書かれています。ですが面接官の側も、会社の会議室がいつも使えるとは限りません。午後の枠が埋まっている。来客対応で押し出された。顧客訪問のあと、オフィスに戻る時間がない。このページは、そのときに読むためのものです。
このページは防音個室ワークスペース SoloWork の運営者が制作しています。後半に自社拠点の紹介を含みます。応募者情報の取り扱いは会社ごとの規程が優先されますので、実際の運用は自社の人事・情報管理の担当にご確認ください。
まずそこは動きません。問題は、取れないことがあることです。
面接は本来、会社が場所を用意するものです。自社の会議室なら費用はかからず、応募者情報も社内で完結します。押さえられるなら、迷う必要はありません。
それでも、面接官が自分で場所を探すことになる場面が出てきます。
面接に使いやすい午後の時間帯は、他の会議とも競合します。そもそも部屋数が足りていない会社も多い。
顧客訪問のあとオフィスまで戻る時間がない。出張先で面接の時間になる。現場社員や上席者が面接官のときに起きます。
出社日でない日に面接枠が入る。一人になれる部屋がないと、家族の声や生活感のある映像が入ります。
とくに1つ目は、多くの会社で日常的に起きています。会議室は面接のためだけにあるわけではありません。他のメンバーの打ち合わせと枠を奪い合います。来客対応を優先する運用の会社であれば、予約が取れていたのに直前で移動を頼まれることもあります。
2つ目は、人事以外が面接官を務める場合に効いてきます。現場の担当者や上席者は日中に外出の予定が入っており、面接の時間までにオフィスへ戻れないことがあります。移動そのものは減らせないので、駅の近くで場所を確保できるかどうかの問題になります。
受ける側の記事には出てこない論点です。
面接では候補者の氏名、経歴、在籍企業、現在の年収に触れます。これは応募者から預かった個人情報で、面接官はそれを声に出して確認する立場にあります。受ける側は自分の情報を話すだけですが、面接する側は他人の情報を扱っているという違いがあります。
隣席に会話が届く場所は、この時点で候補から外れます。会社によっては応募者情報を扱う場所を規程で限定していることもあるため、社外から面接を行う前に自社のルールを確認しておくのが確実です。
背景については、多くの企業がバーチャル背景や社名入りの背景を使っており、候補者が背景から会社の情報を読み取ろうとすることは、実際にはほとんどありません。過度に気にする必要はない部分です。
ただし生活感のある映像がそのまま映るのは別の話です。洗濯物や家具、家族が横切る様子が入ると、面接の場としての緊張感が損なわれます。バーチャル背景でも、通信が重いと輪郭が乱れて背後が透けることがあります。無地の壁を背にできる場所を確保しておくほうが、結果的に手間がかかりません。
一次面接は1人でも、二次以降は複数名で臨むことがあります。ただしオンライン面接である以上、面接官が同じ部屋にいる必然性はありません。それぞれが別の場所から同じ会議に入れば成立します。
実際、当社のブースでも同じ方が同じ時間帯に2〜3室を予約されているケースが見られます。面接官がそれぞれ別のブースから入る使い方です。
そして同じ施設にいる必要すらありません。1人は駅前の個室ブース、もう1人は勤務先の会議室や別の駅の設置型ブースから、という形でも成立します。オンラインである以上、面接官同士の物理的な距離は関係がありません。1拠点で人数分の空きが取れないときは、無理に揃えず分けてしまうほうが早いこともあります。
その場合は、事前に役割分担を決めておいてください。企業向けの解説でも複数面接官の事前打ち合わせが勧められています。別々の場所から入ると、質問のタイミングが重なったり沈黙が生まれたりしやすくなります。
受ける側と重なる項目もありますが、力点が違います。
判断の軸は「聞かれないか」と「移動のなかで確保できるか」です。
| 場所 | 費用の目安 | 面接する側から見た評価 |
|---|---|---|
| 会社の会議室 | 0円 | 取れるならこれが最善。応募者情報も社内で完結します。ネックは予約競合で、面接に使いやすい午後の時間帯ほど埋まりやすい。来客対応を優先する運用の会社では、押さえた部屋を譲ることもあります |
| 自宅 | 0円 | 一人になれる部屋があり、無地の壁を背にできるなら成立します。家族が在宅する時間帯と、生活感のある映像がネック。自社が在宅面接を認めているかの確認も必要 |
| カフェ | 500円前後 | 避けたほうが安全です。応募者の氏名や年収が隣席に届きます。長時間の通話を想定していない店も多い。カフェでWeb会議はしていい?も参照 |
| カラオケ | 500円〜/時 | 声は出せますが、部屋に鍵がかからず店員の入室があります。面接の途中で人が入る可能性は避けたいところです。カラオケでWeb会議を参照 |
| ネットカフェ | 500円〜/時 | 鍵付き完全個室なら音の条件は満たしますが、席種によって通話可否が異なります。ネットカフェでWeb会議を参照 |
| 貸会議室 | 1,000円〜/時 | 面接官が同席するならこれ。1人で1時間だけ使うには割高ですが、複数名で同じ部屋に入りたい場合は素直な選択です |
| 個室ブース | 300〜1,300円/時 | 鍵のかかる1名用個室で、駅の近くに多い。移動の合間に押さえるならこれが早く、直前の予約にも対応しやすい。複数名の場合は、それぞれ別のブースから参加する形になります(同じ拠点である必要はありません) |
面接官が1人なら、個室ブースで条件は満たせます。複数名の場合は、同じ部屋に同席したいなら貸会議室、別々でよければ個室ブースをそれぞれ——という分かれ方になります。後者なら全員が同じ場所を取る必要はないので、各自が自分の動きやすい駅で押さえるのが現実的です。
どのサービスを使う場合でも、事前に見ておきたい項目です。
ここからは運営者である当社のブースのご案内です。全ブースが1名用の完全個室で、内側はサムターン錠、離席時は外側のロックボタンで施錠できます(再入室は暗証番号の再入力が必要)。
前の項目に沿って言えば、面接する側で効いてくるのは「駅からの近さ」です。以下は駅から近い順に並べています。予約は空いていれば直前でも取れ、申し込みと同時に確定します。無人運営で受付の待ち時間もないため、移動の途中で予定がずれたときにも押さえやすいはずです。
移動の合間に押さえるなら、中目黒駅前と新大阪東口が駅から徒歩1分、飯田橋が徒歩2分です。前の予定が延びて時間がずれ込む可能性があるなら、飯田橋(24時間)、大森駅北口(〜24:00)、中野北口(〜23:00)に余裕があります。中目黒駅前は平日19:45で終了するため、遅い時間には向きません。同じ拠点で複数室を押さえたい場合は、ブース数の多い飯田橋(6室)・中目黒駅前(5室)・中野北口(4室)が確保しやすくなります。
有線接続には対応しておらず、Wi-Fiのみです。通信を最優先する面接では、ご自身のモバイル回線も予備にご用意ください。
・Web面接・オンライン面接に使える個室ブース(受ける側の場所選び。面接場所5つを比較しています)
・転職エージェントとの面談はどこで受ける?(候補者がエージェントと話すときの場所)
・人に聞かれたくない通話を個室ブースで
・カフェでWeb会議はしていい?店のルールと限界
・カラオケでWeb会議|公式プランの料金と3つの制約
・ネットカフェでWeb会議|通話できる席とできない席
・コワーキングスペースでWeb会議|個室の数と料金
・ブースについて(設備・広さ・使い方)
・エリア別ブース比較メモ
※応募者情報の取り扱いについては、会社ごとの規程や個人情報保護方針が優先されます。本ページは一般的な留意点を整理したもので、法的な助言を行うものではありません。当社拠点の料金・営業時間は2026年8月時点のものです。
面接官側の環境に関する記載は、2026年8月時点で以下を確認して作成しています。
・日本能率協会マネジメントセンター「Web面接(オンライン面接)で面接官が注意するべきことは?」(静かな環境・照明・通信・タイピング音・複数面接官の事前打ち合わせ)
会議室の予約競合、移動中の面接、複数ブースの同時予約に関する記載は、当社の運営を通じて把握している状況にもとづきます。