会社でテレワークが認められていても、どこで働いてよいかは別に決まっていることがあります。自宅以外のコワーキングスペースやカフェ、個室ブースで働く前に知っておきたいことを、国や東京都の調査とガイドラインをもとに整理しました。
このページは、個室ブースを設置したコワーキングスペース SoloWork / SpemaBox の運営者が制作しています。後半に自社拠点のご案内を含みます。統計の数字は、国土交通省・総務省・東京都が公表している調査結果を2026年10月に確認して記載したものです。テレワークのルールは会社ごとに異なります。実際にどこで働いてよいかは、お勤めの会社の就業規則・社内規程でご確認ください。
数字の詳しい中身は、このあと順に見ていきます。
1. テレワークは定着している
直近1年間にテレワークをした会社員は16.8%(国土交通省、令和7年度調査)。コロナ禍のあと減り続けていましたが、令和7年度は増加に転じました。
2. 会社の導入率は全国で約半数、地域差が大きい
従業員100人以上の企業の50.1%がテレワークを導入しています(総務省、令和7年調査)。働く人の側から見ると、首都圏は地方都市圏の約2倍の割合でテレワークを経験しています。
3. 「自宅以外」まで認めている会社は少なめ
テレワークを導入している企業のうち、在宅勤務を導入しているのは89.8%。移動中や外出先で働くモバイルワークは32.5%、コワーキングスペースなどで働くサテライトオフィス勤務は14.9%です。
4. 働く場所は会社のルールで決まる
自宅以外で働く前に、場所の範囲・申請の要否・情報セキュリティの条件の3つを、就業規則やテレワーク規程で確かめておくと安心です。
働く人に聞いた国土交通省の調査と、企業に聞いた総務省の調査から見ます。
国土交通省「テレワーク人口実態調査」(令和7年度、2025年10〜11月に全国の就業者4万人に聞いたWeb調査)によると、会社などに雇われて働く人のうち、これまでにテレワークをしたことがある人は25.2%、直近1年間にテレワークをした人は16.8%でした。直近1年間の実施率はコロナ禍のあと減少が続いていましたが、令和7年度は前年度から1.2ポイント増え、調査では安定した水準で推移していると分析しています。
また、勤務先にテレワークの制度などがあると答えた人は34.1%で、そのうち実際にテレワークをしたことがある人は64.8%でした。なお、この調査の「制度など」には、制度はないものの会社や上司がテレワークを認めている場合も含まれます。テレワークのルールが、必ずしも文書になっているとは限らないということです。
同じ調査で、テレワークをしたことがある人の割合を業種別に見ると、情報通信業が74.1%、学術研究・専門・技術サービス業が54.0%と高い一方、宿泊業・飲食業は6.0%、医療・福祉は6.4%にとどまります。現場での仕事が中心の業種ほど、テレワークの割合は低くなっています。
総務省「通信利用動向調査」(令和7年、従業員100人以上の企業が対象、2025年8月末時点)では、テレワークを導入している企業は50.1%で、前年の47.3%から2.8ポイント増えました。
ただし、導入している企業でも、全員がテレワークをしているわけではありません。同じ調査で、テレワークを利用している従業員の割合を聞くと、「5%未満」と答えた企業が40.2%で最も多く、「80%以上」は10.0%でした。制度はあっても、使える職種や場面が限られている会社が少なくないことがうかがえます。
同じ調査の中で比べられる国土交通省のデータを中心に、東京都の調査も見ます。
国土交通省の調査で、会社などに雇われて働く人のうちテレワークをしたことがある人の割合を、住んでいる地域別に見ると次のとおりです(令和7年度)。
首都圏は37.7%で、地方都市圏(17.2%)の2倍を超えます。首都圏は2020年度以降、3割を超える水準が続いています。総務省も、企業のテレワーク導入率について都市部と地方部の差が広がっていると説明しています。
東京都「テレワークに関する実態調査」(令和7年度、従業員30人以上の都内企業が対象、2025年10月31日時点、回答2,093社)では、テレワークを導入している都内企業は64.0%で、前年度の58.0%から6ポイント上がりました。従業員の規模別に見ると、30〜99人の企業で60.0%、100〜299人で64.8%、300人以上では77.5%と、規模が大きい企業ほど導入率が高くなっています。
東京都の調査(従業員30人以上・都内企業)と、上の総務省の調査(従業員100人以上・全国の企業)は、対象の企業の規模も地域も違うため、数字をそのまま比べることはできません。地域ごとの差は、同じ調査の中で比べている国土交通省の数字を目安にしてください。
テレワークは、働く場所によって3つに分けて考えるのが一般的です。
厚生労働省「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」では、テレワークを働く場所によって次の3つに分けています。
総務省「通信利用動向調査」(令和7年)で、テレワークを導入している企業(1,247社)に、どの形を導入しているかを聞いた結果です。
テレワークを導入している企業のほとんどが在宅勤務を取り入れている一方、外出先で働くモバイルワークは約3社に1社、コワーキングスペースなどで働くサテライトオフィス勤務は約7社に1社です。「テレワークができる会社」でも、自宅以外の場所で働くことまで制度にしているとは限らないことが分かります。
なお、この数字は会社が制度として導入している形を聞いたもので、「自宅以外を禁止している会社の割合」ではありません。サテライトオフィス勤務を導入していなくても、上司の許可があれば外出先で働ける会社もあります。
調査によって、言葉の範囲が違うことにも注意が必要です。たとえば国土交通省の調査では、「コワーキングスペース等」に、シェアオフィスやレンタルオフィスのほか、ホテルや飲食店も含めています。調査の数字を見るときは、どこまでを含めているかを確かめてください。施設の呼び名の違いは用語の意味のページで整理しています。
国のガイドラインに書かれている内容から、自宅以外で働くときに条件になりやすいことを挙げます。実際の条件は会社ごとに異なります。
このほか、厚生労働省のガイドラインでは、会社が働く人に労働条件を示すときに、テレワークをする場所(自宅やサテライトオフィスなど)も就業の場所として示す必要があるとしています。雇用契約書や労働条件通知書に、テレワークの場所が書かれていることもあります。
自宅以外で働く前に、次の順に確かめておくと迷いません。
| 確かめること | 見る場所・聞き方 |
|---|---|
| 1. 自宅以外で働いてよいか | 就業規則・テレワーク規程の「勤務場所」「実施場所」の項目。「自宅に限る」「会社が認めた場所」などの書き方を確認します。雇用契約書・労働条件通知書の就業場所も手がかりになります。 |
| 2. 事前の申請や届け出が必要か | テレワーク規程の申請手続き。場所ごとに申請が必要な会社、あらかじめ登録した場所なら使える会社などがあります。 |
| 3. 情報セキュリティの条件 | 情報セキュリティ規程やテレワークの利用ガイド。公共の場所での作業、Web会議への参加、公衆Wi-Fiの使用、画面ののぞき見の対策について決まりがないかを見ます。 |
| 4. 利用料を会社が負担するか | 会社の規程によります。経費として精算できるか、どの手続きが必要かを担当部署に確認します。 |
| 5. 文書に書かれていないとき | 上司や人事の担当者に、「どの場所なら、どんな条件で働いてよいか」を聞いておきます。先に聞いておけば、あとから困ることがありません。 |
会社の条件が分かったら、それに合う場所を選びます。
上で挙げた条件と、場所を選ぶときに見るところを並べると次のようになります。その場所を使ってよいかどうかは、最終的にはお勤めの会社が判断します。迷うときは、候補の場所を挙げて会社に確認してください。
| 会社の条件 | 場所を選ぶときに見るところ |
|---|---|
| 画面を見られない | 壁や扉で区切られているか。後ろや横を人が通らない席か。 |
| 会話の内容が伝わりにくい | 通話やWeb会議ができる場所か。周りとの距離や仕切りはどうか。 |
| 安全なネットワーク | 施設のWi-Fiがどんな環境か。会社の指定する方法(自分のモバイル回線など)で接続できるか。 |
| 確実に使える | 会議の時間に合わせて予約できるか。行ってみたら空いていない、ということがないか。 |
場所ごとの特徴は、自宅・会社以外で仕事する場所を探すのページで、目的別・場所別に整理しています。カフェやコワーキングスペースの使い方は、カフェ・コワーキングスペースのページにもまとめています。
テレワークの場所の候補として、当社の拠点の特徴と、先に知っておいていただきたいことを書きます。
SoloWork / SpemaBox は、個室ブースを設置したコワーキングスペース(ワークブース)です。全ブースが駅近の1名用・完全個室の防音ワークブースで、1時間から、以降は15分単位でご利用いただけます。入会金や月額はかからず、空いていれば当日でも予約でき、申し込みと同時に確定します。
全ブースが天井まで囲う1名用の完全個室で、内側から鍵をかけられます。壁と扉で区切られているので、テレワークやWeb会議も周りを気にせず使えます。無人運営なので受付もなく、入室の方法は予約確定後に届くメッセージでご案内します。
カフェのように会話の内容が周囲に伝わる環境ではありません。ただし完全防音ではなく、無音になるわけではありません。ブースの中と外(共用部)のあいだで約20dB、隣のブースの中とのあいだで約40dB下がります。通常の話し声程度でお使いください。共用部を人が通る音やドアの開け閉めの音が聞こえることはあります。
全拠点の回線はWi-Fiで、有線LANには対応していません。同時に接続する人数が限られる環境で、回線速度の実測値は各拠点ページからリンクしている予約サイトでご確認いただけます。会社がネットワークの使い方を決めている場合は、その方法でご利用ください。
当日困らないように、先にお伝えしておきます。
SoloWork / SpemaBox は、個室ブースを設置したコワーキングスペース(ワークブース)です。全ブースが鍵のかかる1名用の完全個室で、全拠点1時間から、以降は15分単位でご利用いただけます。
料金・営業時間・駅からの距離は拠点ごとに異なります。1名用の完全個室・鍵・防音構造は全拠点で共通です。テレワークの場所として使う場合の目安を、右端の列に拠点ごとに書いています。自宅や外出先から近いかと、使いたい時間帯に開いているかを見てください。シェアオフィス、コワーキングスペース、ワークブースといった呼び名の違いは用語の意味のページで整理しています。
| 拠点 | 料金(1時間あたり・税込) | 完全個室 | 鍵 | 防音 | 駅からの徒歩 | 営業時間 | モニター | テレワークの場所として使うとき |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SoloWork飯田橋 全6ブース |
299〜448円 0〜9時・20〜24時 299円/9〜20時 448円 |
1名用 完全個室 |
あり | あり | 東京メトロ東西線 飯田橋駅A5 徒歩2分 JR東口 徒歩5分 |
24時間 | なし | 24時間営業・モニターなし。全6ブースで枠が多い拠点。始業前や終業後のWeb会議にも。 |
| SoloWork中野北口 全4ブース |
299〜448円 土日・祝 299円/平日 448円 |
1名用 完全個室 |
あり | あり | JR中野駅 北口 徒歩4分 | 8:00〜23:00 | 23.8型 | モニターあり。資料を見ながら進めるテレワークに。土日・祝日も営業しています。 |
| SoloWork中目黒駅前 全5ブース |
545〜646円 土 545円/月〜水 594円/木金 646円 |
1名用 完全個室 |
あり | あり | 東急東横線 中目黒駅 東口 徒歩1分 | 平日 10:00〜19:45 土 10:00〜18:45 日曜・祝日定休 |
23.8型 | 駅徒歩1分・モニターあり。平日のテレワークとWeb会議に。日曜・祝日は定休です。 |
| SoloWork練馬駅前 全4ブース |
594円 曜日・時間帯とも均一 |
1名用 完全個室 |
あり | あり | 西武池袋線・都営大江戸線 練馬駅 徒歩2分 | 24時間 | 23.8型 | 24時間営業・モニターあり。自宅の近くで、会議の時間だけ使う使い方に。 |
| SpemaBox_渋谷神南一丁目 全3ブース |
607円 均一 |
1名用 完全個室 |
あり | あり | JR渋谷駅 徒歩6分 | 平日 10:00〜21:30 土日・祝日定休 |
23.8型 | モニターあり。平日のWeb会議に。土日・祝日は定休です。 |
| SpemaBox_大森駅北口 全1ブース |
594円 均一 |
1名用 完全個室 |
あり | あり | JR大森駅 北口 徒歩5分 | 7:00〜24:00 | 23.8型 | モニターあり。全1ブースのため、テレワークの日が決まったら早めの予約を。 |
| SpemaBox_新大阪東口 全3ブース |
299〜594円 土曜 299円/それ以外 594円 |
1名用 完全個室 |
あり | あり | JR新大阪駅 東口 徒歩1分 | 7:30〜22:00 日曜も営業 |
なし | 駅徒歩1分・モニターなし。日曜も営業。出張中のテレワークやWeb会議にも。 |
※横にスクロールできます。料金は公式 upnow の税込価格です(スペースマーケット・インスタベースなど他の予約サイトは1.1〜1.7倍になります)。鍵は内側がサムターン錠で、離席時は外側のロックボタンで施錠できます(再入室には暗証番号の再入力が必要です)。防音は法令に配慮した防音構造で、完全な無音ではありません。全拠点、1時間から、以降は15分単位でご利用いただけます。全拠点、室内または同じ建物内の共用部にトイレがあります(室内にあるのは飯田橋・中野北口)。防犯カメラは共用部のみで、ブース内にはありません。全拠点、プリンターはありません。
各拠点の「upnowで予約する」から公式予約サイトへ進めます。公式予約サイト「upnow」経由がもっとも安くご利用いただけます。
状況が近いページはこちらです。
テレワークの実施率、勤務先の制度の有無、業種別・地域別の割合、「コワーキングスペース等」の範囲は、国土交通省「令和7年度のテレワーク人口実態調査結果」(2026年3月24日公表)と調査結果の資料によります。
企業のテレワーク導入率、導入している形態、利用している従業員の割合は、総務省「令和7年通信利用動向調査報告書(企業編)」によります。都市部と地方部の差については、テレワーク関係府省連絡会議(第17回)議事概要(2026年6月30日)によります。
都内企業のテレワーク導入率(全体・従業員規模別)は、東京都「テレワークに関する実態調査の結果」(2026年4月公表)と調査結果の概要(別紙)によります。
テレワークの形態の分け方、場所のルールと労働条件の明示については、厚生労働省「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」によります。情報セキュリティの注意点は、総務省「テレワークセキュリティガイドライン(第5版)」(2021年5月)によります。
いずれも2026年10月に確認した内容です。調査ごとに対象や時点が異なるため、数字を見るときはそれぞれの調査の条件をご確認ください。このページは一般的な情報の整理を目的としたもので、個別の会社のルールについて判断するものではありません。実際に働いてよい場所は、お勤めの会社の就業規則・社内規程でご確認ください。
当社拠点の音の数値は目安です。当社拠点の営業時間・料金・設備は2026年10月時点のものです。最新の情報は各拠点ページと予約サイトでご確認ください。